電子情報の保存におけるファイルフォーマットのアクションプランの理論と実践(記事紹介)

2014年1月6日、米国議会図書館(LC)のデジタル情報の保存に関するブログ“The Signal: Digital Preservation”が、陳腐化するフォーマットの変換の課題について“File Format Action Plans in Theory and Practice”と題する記事を公開しています。

記事では、各図書館でのファイルフォーマットの扱いについての非公式な調査を行った結果、専門的なデジタルキュレータには、LCの“Sustainability of Digital Formats page”、英国国立公文書館のフォーマットレジストリ“PRONOM”が参考になると紹介しています。

また、ファイルフォーマットのアクションプランの最良の事例として、“Florida Digital Archive”の21のフォーマットについてのリスト、関連する事例として、ミシガン大学の機関リポジトリ、オーストラリア国立図書館の事例を紹介しています。

また、リスク評価の観点から批評をしている、Open Planets Foundationのブログ、英国国立公文書館のブログもとりあげています。

File Format Action Plans in Theory and Practice(LC The Signal, 2014/1/6付け)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2014/01/file-format-action-plans-in-theory-and-practice/

参考:
国家デジタル管理連盟(NDSA)、“National Agenda for Digital Stewardship 2014”を公表(米国)
Posted 2013年7月25日
http://current.ndl.go.jp/node/24009

デジタルデータの長期保存のためのフォーマットレジストリ“Unified Digital Formats Registry”が運用開始
Posted 2012年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/21337