「空港にあったらいいな」の期待に応えるもの? 米国の公共図書館が空港と連携してサービスを提供(記事紹介)

2013年7月26日付けのLibrary Journal(LJ)誌に、空港でのサービスを開始した公共図書館に関する記事“Libraries Partner with Local Airports”が掲載されています。記事では、カンザス州立図書館やフィラデルフィア公共図書館(Free Library of Philadelphia :FLP)の事例などが紹介されています。

カンザス州立図書館の事例は、Books on the Flyキャンペーンというもので、QRコードからアクセスすると同館の電子書籍貸出サービスにつながり、同館の図書館カードを持っている人は、貸出サービスを受けられるというものとのことです。図書館カードを持っていない人は、Project Gutenbergのパブリックドメインのコンテンツへと導かれるようになっているようです。

また、フィラデルフィア公共図書館の事例では、空港でWiFiサービスを提供し、これに接続すると同館のオンラインサービスに接続され、そこから電子情報の提供などを受けられるとのことです。

Libraries Partner with Local Airports(LJ, 2013/7/26)
http://lj.libraryjournal.com/2013/07/marketing/libraries-partner-with-local-airports/

参考:
旅行者1万人に聞きました「空港にあったらいいなと思うもの」 図書館は第3位にランクイン Posted 2013年7月3日
http://current.ndl.go.jp/node/23855

E1454 – 非常時に図書館には何ができるのか?米国の3事例の紹介 カレントアウェアネス-E No.241 2013.07.25
http://current.ndl.go.jp/e1454

都市図書館協議会、革新的プログラムを提供した10館を称える“2013 Top Innovators”を発表(米国) Posted 2013年7月4日
http://current.ndl.go.jp/node/23864