文化・芸術は英国経済にどの程度貢献しているのか?(資料紹介)

2013年5月7日、イングランド芸術評議会は、英国および同国内の地域経済に文化・芸術がどの程度貢献しているのかを調査したレポート“The contribution of the arts and culture to the national economy”を公開しました。調査はACEが委託したCentre for Economics and Business Researchにより行われました。

主な結果として以下が挙げられています。
・文化・芸術は英国のGDPの0.4%を占める。文化・芸術分野に対する投資は、財政支出の0.1%にも満たないことから、十分な利益を得ている。
・文化・芸術は、2011年には124億ポンドの粗利益と59億ポンドのGVA(粗付加価値)を生む大きな分野である。
・英国を訪れる観光客が毎年文化・芸術に対して直接“おとす”お金は、少なくとも8億5,600万ポンドになる。
・英国経済が全体として世界経済危機以前の生産レベル以下に留まっているにもかかわらず、文化・芸術分野の英国経済に対する貢献は2008年以降高まりつつある。

Economic contribution of arts and culture report published (ACE 2013/5/7付けの記事)
http://www.artscouncil.org.uk/news/arts-council-news/economic-contribution-arts-and-culture-report-publ/