世界中の図書館が一斉に一つの電子書籍タイトルを提供、売り上げなどへの影響を明らかにする「Big Library Read」パイロットプログラム開催中

世界中の図書館が一斉に一つの電子書籍タイトルを利用者に提供することで、図書館での電子書籍提供がその売り上げや著者の認知度向上などに与える影響を明らかにしようという「Big Library Read」パイロットプログラムが2013年5月15日から6月1日まで開催されています。

「Big Library Read」は米国のOverDrive社が独立系出版社であるSourcebooksと協働で実施するもので、今回のパイロットプログラムには7,500以上の図書館が参加しています。実施期間中、参加館は対象となる電子書籍を購入していない場合でも、無償で利用者に提供することができるようになります。利用には参加館の利用者カードが必要です。

今回、対象として選ばれたのはMichael Malone氏の小説「The Four Corners of the Sky」です。利用状況やソーシャルメディアでの言及等のデータは参加館とも共有される予定とのことです。

Big Library Read(OverDrive)
http://www.overdrive.com/big-library-read/

Big Library Read is Here!(OverDrive社のブログ、2013/5/16付け)
http://overdriveblogs.com/library/2013/05/15/big-library-read-is-here/

Big Library Read pilot program via OverDrive shows library impact on literacy, books sales, and author recognition(No Shelf Required、2013/5/16付け)
http://www.libraries.wright.edu/noshelfrequired/2013/05/16/big-library-read-pilot-program-via-overdrive-shows-library-impact-on-literacy-books-sales-and-author-recognition/