IFLA/PACアジア地域センター、IFLAの「災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対するIFLAの関与の原則」の日本語訳を公開

国際図書館連盟(IFLA)の理事会が、2012年4月に承認した”Principles of Engagement in library-related activities in times of crisis, conflict or disaster”について、IFLA/PACアジア地域センター(国立国会図書館)が日本語訳「災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対するIFLAの関与の原則」を公開しました。

IFLAは、シリアやマリなどにおける紛争、ハイチ地震や東日本大震災といった自然災害等による文化遺産の喪失を憂慮して、5つの重点目標(Key Initiatives)の4番目に「文化遺産災害復興プログラム」(文化は必要不可欠なものであり、地域社会は文化遺産を糧に育つ。文化遺産がなければ、地域社会は死ぬ。)を掲げています。

IFLAの関与の原則は、このプログラムの下、IFLAが災害時等に文化遺産の保護に関連する活動に関与する際の指針として作成されたものです。

災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対するIFLAの関与の原則
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/iflapac/risk_reduction.html

IFLA Principles of Engagement in library-related activities in times of conflict, crisis or disaster
http://www.ifla.org/publications/ifla-principles-of-engagement-in-library-related-activities-in-times-of-conflict-crisis

Key Initiative 4: Cultural Heritage Disaster Reconstruction Programme
http://www.ifla.org/strategic-plan/key-initiatives/cultural-heritage

IFLA/PACアジア地域センター
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/iflapac.html#02

参考;

IFLA理事会、危機・紛争・災害時における図書館関連活動への取組原則を承認 Posted 2012年5月25日
http://current.ndl.go.jp/node/20948