イラク戦争下の資料救出とその後の復興(記事紹介)

2013年3月17日に、Al Arabiyaが“Iraqi librarian saved 30,000 books during 2003 invasion”という記事を掲載しています。

記事は、10年前の2003年に始まったイラク戦争の際、英国軍が都市バサラに進攻する直前に、イラクの図書館員Alia Baqer氏がバサラ中央図書館から約3万点の資料を運び出し、自宅等で保管していたことを紹介しています。3万点の資料が救出されたものの、なお5万点以上あった資料は図書館の建物と共に戦火で失われたとのことです。また記事では、その後米英を含む様々な国からの支援を得て、2004年10月に図書館が再建されたことも紹介しています。

Iraqi librarian saved 30,000 books during 2003 invasion (Al Arabiya 2013/3/17付けの記事)
http://english.alarabiya.net/en/life-style/2013/03/17/Basra-librarian-saved-30-000-books-during-2003-invasion.html

参考:
イラク武力行使下での図書館員の奮闘が演劇に
http://current.ndl.go.jp/node/8642