台湾で「2012年公共図書館利用調査結果」が公表される

 2013年2月25日、台湾教育部主催のイベント「『読書』の世界を楽しむ―台湾2012年読書習慣調査結果記者発表会・表彰式」が開催され、台湾国家図書館が中心となって実施した2012年公共図書館利用調査の結果が公表されました。

 調査結果によると、2012年の公共図書館における貸出回数は延べ1,602万回以上、貸出冊数の延べ6,182万冊以上となっており、前年より増加しています。そのほか、国民1人あたり平均で3.1回公共図書館に足を運び、国民の2人に1人は公共図書館の利用カードを所持、31-50歳の世代が公共図書館で読書する主要な世代であることなども報告されています。

 また、イベントでは、台湾の公共図書館における読書推進に貢献した地方自治体首長や図書館関係者の表彰式、および各公共図書館の推薦により選ばれた図書館模範利用者の表彰式も行われました。図書館模範利用者については貸出冊数が多く、図書館を有効に活用した利用者計51名が表彰されています。

 イベントについては「『読書』の世界を楽しむ―台湾2012年公共図書館利用調査結果記者発表会・表彰式イベントハンドブック」がウェブ上で公開されており、調査結果や表彰式の詳細を閲覧することができます。

「『読書』で幸福に―台湾2012年公共図書館利用調査結果公開」(穿「閱」幸福的方向-臺灣101年閱讀習慣調查結果公布 (台湾国家図書館 2013/2/27付け活動報告)
http://www.ncl.edu.tw/ct.asp?xItem=17451&ctNode=1668&mp=2

『読書』の世界を楽しむ―台湾2012年公共図書館利用調査結果記者発表会・表彰式イベントハンドブック」(樂遊『閱』世界—臺灣101年閱讀習慣調查結果記者會暨表揚典禮活動手冊) (PDF)
http://www.ncl.edu.tw/public/Attachment/32251658871.pdf