人々は学術論文をどのように探しているか? 図書館の役割は? 英国のRenew Training社が調査レポートを発行
英国のRenew Training社が“How Readers Discover Content in Scholarly Journals”と題したレポート発行しました。
このレポートは、人々が学術雑誌に掲載された論文等をどのように探しているのかをテーマとし、2012年5月から7月にかけて学術雑誌の読者を対象に行った調査の結果をまとめたものです。調査では世界中の19,064人から回答が得られました。2005年および2008年にも同様の調査が行われており、それらの結果との比較もなされています。
レポートの完全版やデータは有料ですが、要約版は無料で公開されています。要約版では、学術雑誌論文の検索に関する以下の質問への回答がまとめられています。
・よく使う検索ツール(引用文献の検索、最新文献の検索等における)
・図書館のウェブサイトの重要性(分野別)
・図書館の技術が与える影響(国別。日本はドイツに次いで2番目に低い)
・よく使う検索エンジン
・よく使う機器(PC、ノートPC、タブレット、スマートフォン)
・スマートフォンのアプリを使うかどうか
・出版社の電子ジャーナルサイトで便利だと思う機能
なお、同社は学術出版社等を対象とした研修事業を行っている会社です。
How Readers Discover Content in Scholarly Journals, Summary Edition(PDF:28ページ)
http://www.renewtraining.com/How-Readers-Discover-Content-in-Scholarly-Journals-summary-edition.pdf
Publication(Renew Training)
http://www.renewtraining.com/publications.htm
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