9.11デジタルアーカイブの開設から10年を迎えて(記事紹介)

米国のジョージメイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史とニューメディアセンター(RRCHNM)が運営している“September 11 Digital Archive”が、2012年9月11日に開設から10年を迎え、これまでを振り返る記事をウェブサイトに掲載しています。

記事では、まだインターネットが「見る」ためのプラットフォームであった10年前に、9.11デジタルアーカイブは、利用者から9.11に関するボーンデジタル資料の投稿を受け付ける、いわばWeb2.0の“走り”だったとあります。そして、この成功を受けてRRCHNMは、スタンドアローンで動作する、デジタルコレクションの収集と保存を行うソフトウェア“Omeka”の開発や、その成果を利用したハリケーン「カトリーナ」等のデジタルアーカイブ“Hurricane Digital Memory Bank”等の作成を行ったとのことです。現在、RRCHNMは、9.11デジタルアーカイブに登録された15万点のデジタル資料について、より安定したOmekaのプラットフォームへ移す作業を実施しているとのことです。

Legacy of the September 11 Digital Archive as an Online Collecting Site (September 11 Digital Archive 2012/9/11付けの記事)
http://911digitalarchive.org/blog/?p=88