図書館カフェの実態に関する調査レポート(2012-13年版)

米国の調査会社Primary Research Groupが、公共図書館や大学図書館に設置されたカフェをテーマにした調査レポート“The Survey of Library Cafes”の2012-13年版を刊行しました。前回調査は2007年に実施されています。

本文は有料ですが、簡単な概要が公表されています。それによると、レポートでは、29の公共・大学図書館を対象として、カフェにおける販売傾向や売上などを含めた様々な点について調査されており、以下のようなことが判明したようです。

・調査した公共図書館の約半分がカフェを設置している。大学図書館では26.32%であった。
・カフェ従業員の平均年間コストは1人あたり31,528ドルであった。
・年間来館者数が5万人以下の図書館の37.5%がカフェは図書館機能のひとつであると回答したが、50万人以上の図書館では25%であった。
・カフェの売上の平均35.89%はコーヒーによるものであった。
・大学図書館のカフェは公共図書館よりも座席数が多く、それぞれ平均37.07席と平均24.17席であった。

Primary Research Groupではその他にも図書館関係の調査レポートを多く刊行しています。

The Survey of Library Cafes, 2012-13 Edition
http://www.primaryresearch.com/view_product.php?report_id=356

The Survey of Library Cafes
http://www.primaryresearch.com/view_product.php?report_id=128

The Survey of Library Cafes, 2012-13 Edition(Primary Research Group 2012/7/3付けニュース)
http://www.primaryresearch.com/news.php?id=55

参考:
米国の調査会社が図書館関連の調査報告4点を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/6285