英国王立化学協会、自協会のオープンアクセス誌への投稿料を負担する“Gold for Gold”プログラムを試行開始

2012年7月18日、英国の王立化学協会(RSC)が、オープンアクセス(OA)促進のための取組み“Gold for Gold”を試行すると発表しました。RSCが提供する電子リソースコレクション“RSC Gold”を契約している英国内の機関(現在約50)の研究者に対して、RSCのOA誌(ゴールドOA)に論文を投稿する際の費用(=1本当たり1,600ポンド)を援助するというものです。各機関に対してRSC Goldの契約料金相当まで援助されるようです。

RSC launches £1 million Gold for Gold as Open Access transition begins(RSC 2012/7/18付けプレスリリース)
http://www.rsc.org/AboutUs/News/PressReleases/2012/gold-for-gold-rsc-open-access.asp

参考:
英国政府が「Finchレポート」に対する公式見解を、英国研究会議と欧州委員会がオープンアクセス方針を発表
http://current.ndl.go.jp/node/21385

研究成果へのアクセス拡大に向けて必要な活動は何か? 英国研究情報ネットワーク(RIN)がレポートを公表
http://current.ndl.go.jp/node/21156