ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学図書館で、初めて「アメリカ」と書かれた16世紀の古地図の写しが見つかる

2012年7月3日、ドイツ、ミュンヘンにあるルートヴィヒ・マクシミリアン大学が、1507年にドイツの地図作製者であるワルトゼーミュラー(Martin Waldseemüller)が作製した地図の写しを発見したと発表しました。この写しの元となった地図は、史上初めて「アメリカ」という地名が書かれたもので、2007年にドイツから米国議会図書館へ渡され、現在ユネスコの「世界の記憶」として登録されているものです。

これまでこの地図の写しは4枚が見つかっており、今回ルートヴィヒ・マクシミリアン大学の図書館員が、蔵書整理中に偶然5つ目となる写しを発見したとのことです。同館長は「デジタル時代にあっても、オリジナルの持つ重要性や魅力は全く失われていない」と語り、同館では、7月4日の米国独立記念日を前に、地図をデジタル化公開しました。

Globensegmente (デジタル化公開されたワルトゼーミュラーの地図)
http://epub.ub.uni-muenchen.de/13138/

Rare map related to America‘s “birth certificate” (Ludwig-Maximilians Universitat Munchen 2012/7/3付けの記事)
http://www.en.uni-muenchen.de/news/newsarchiv/2012/spotlight/tdw_ub_fund.html

「アメリカ」と初めて書いた16世紀の地図、5枚目の写しを発見 (AFPBB NEws 2012/7/4付けの記事)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2887875/9213539?ctm_campaign=txt_topics