続・北米260大学のOPACの「次世代度」をチェック(文献紹介)

“Library Hi Tech”誌の30巻2号に、米国ニュージャージー州のライダー大学の図書館員であるヤン(Yang)氏とホフマン(Hoffmann)氏による論文““Discovering” what’s changed: a revisit of the OPACs of 260 academic libraries”が掲載されています。同論文は、この2人が2011年に発表した“Next generation or current generation?: A study of the OPACs of 260 academic libraries in the USA and Canada”の続編に当たるものです。

2009年9月~2010年7月に実施した前回調査で対象となった米国およびカナダの260の大学図書館のその後を追ったもので、2011年10月・11月時点でのOPACやディスカバリサービスの状況を再度調査しています。調査結果として、ディスカバリサービスの導入状況は16%から29%へと約2倍に増加し、図書館システムのOPACでファセットブラウジング機能を持つものは2%から4%へと増加していた等と紹介されています。

“Discovering” what’s changed: a revisit of the OPACs of 260 academic libraries
http://dx.doi.org/10.1108/07378831211239942

参考:
E1209 – 北米260大学のOPACの「次世代度」をチェック<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e1209