マップとタイムラインを使って解釈を示す 米バージニア大図書館がOmekaプラグインソフト“Neatline”を発表

2012年7月2日、人文・社会科学のイノベーションのための活動を行っている、米国バージニア大学図書館のScholars’ Labが、“Neatline”というOmekaのプラグインソフトを発表しました。

“Neatline”は、文書資料や博物館資料等のコレクションを使って、インタラクティブなマップとタイムラインに、それら資料に関する解釈や説明を付けることができる「時空間展示ビルダー」とのことです。

具体的には、例えば、20世紀の文学批評については、従来、イェール学派やロシア・フォルマリズム等のように、大学や都市、国ごとにその集団を捉える向きがあるが、“Netline”を使うことで、文学批評家の所属する集団がそれぞれどのようなつながりを持ち、それが実際の批評活動とどの程度オーバーラップするのか等を示すことができると“Neatline”は説明しています。ウェブサイトには、そのほか、いくつかの実例が公開されています。

Neatline
http://neatline.org/

Announcing Neatline! (Scholars’ Lab 2012/7/2付けの記事)
http://www.scholarslab.org/announcements/announcing-neatline/

参考:
アーカイバルコレクションの時間的・空間的視覚化を目指した、“Omeka”の機能拡張プロジェクト
http://current.ndl.go.jp/node/17610