米国コピーライト・クリアランス・センターの文献入手サービス“Get It Now”の導入機関が100以上に

米国の著作権集中管理団体であるコピーライト・クリアランス・センター(Copyright Clearance Center:CCC)が、2011年に開始した“Get It Now”サービスを導入する学術機関が100を突破したと発表しました。Get It Nowは、図書館のILLサービスを補間するもので、図書館が購読していないジャーナルのフルテキストを数分以内に入手できるというサービスです。同サービスは、リンクリゾルバに設定したリンクから利用者が直接、あるいは、米国等で広く使用されているILLiad(ILLシステム)から図書館員が、というような利用をするようです。

Over 100 academic institutions adopt Copyright Clearance Center’s Get it Now(Library Technology Guides 2012/5/22付けプレスリリース)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16834

Get It Now(Copyright Clearance Center)
http://www.copyright.com/content/cc3/en/toolbar/productsAndSolutions/getitnow.html

Get It Now(PDF:2ページ)
http://www.copyright.com/content/dam/cc3/marketing/documents/pdfs/get-it-now-service-overview.pdf

参考:
E672 – 米国の著作権団体,学術機関向け年間ライセンス契約を開始
http://current.ndl.go.jp/e672

米コピーライト・クリアランス・センター(CCC)、“RightsLink”をiPhone・iPadアプリ内で利用するためのツールキットを開発
http://current.ndl.go.jp/node/19242

米国コピーライト・クリアランス・センター、書籍全体の再利用権を“Pay-Per-Use”サービスを通じて提供可能に
http://current.ndl.go.jp/node/18585

米国の著作権クリアランスセンター、著作物の商業利用のためのライセンシングサービス“Ozmo”を開始
http://current.ndl.go.jp/node/9465