プライバシーについての図書館員の意識は?ALA知的自由部、調査結果の概要を公表(米国)

ALA(米国図書館協会)の知的自由部(Office for Intellectual Freedom)より、プライバシーの権利に対する図書館員の認識に関する調査の概要が報告されています。この調査は2008年に実施された調査をベースにして実施されているものです。

今回の調査では、2008年の調査と同様に、図書館利用者のプライバシーを保護する点について図書館員の認識の高さを示す結果がでています。

一方、2008年に示された、企業による個人情報収集についての強い懸念傾向は、若干減少しているとのことです。また、80%の図書館員がプライバシーについての一般公衆への教育に役割を果たすべきと考える一方で、所属する図書館で講義やセミナー等のプログラムを開催している割合は13%しかないとの結果もでているとのことです。

Ref.
New survey confirms librarians’ commitment to protecting privacy rights(ALA公共図書館協会 2012/5/1付けプレスリリース)
http://www.ala.org/news/pr?id=10361