トムソン・ロイター、論文の引用動向からみる日本の研究機関ランキングの2012年版を公表

トムソン・ロイター社が2012年4月17日に毎年恒例の「論文の引用動向による日本の研究機関ランキング」の2012年版を公表しました。このランキングは、同社のデータベース“Essential Science Indicators”を用いて、日本の研究機関を、2001年1月1日~2011年12月31日の期間における論文の総被引用数順に並べたものです。分析結果のハイライトとして以下が挙げられています。

・2011年に続いて日本の研究機関の世界順位は多少低下傾向にある(国外機関の論文数・被引用数の増加が日本より大きいため)
・理化学研究所、物質・材料研究機構、科学技術振興機構等の政府系研究機関の国内順位が上昇している
・日本のお家芸と言われる材料科学、物理学、化学等の分野では強い影響力を発揮している

論文の引用動向からみる日本の研究機関ランキングを発表(トムソン・ロイター 2012/4/17付けプレスリリース)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2012/esi2012/

参考:
トムソン・ロイター社の2011年版「最も注目を集めた研究者」及び「最多引用論文」に日本人2名がランクイン
http://current.ndl.go.jp/node/20629

トムソン・ロイター、2011年のノーベル賞の有力候補者を発表
http://current.ndl.go.jp/node/19138

論文の引用動向からみる日本の研究機関ランキングの2011年版が公表
http://current.ndl.go.jp/node/17992