米OverDrive社が電子書籍サービスの利用ログ分析レポートを導入館・出版社に提供する予定

約18,000の公共・学校図書館を対象に70万点を超える電子書籍を販売している米OverDrive社が、近々、同社のサービスの数十億回以上の利用ログ等を分析したレポートを、その導入館や出版社に対して提供すると発表しました。これは、2012年4月16日から18日に開催されるロンドンブックフェアにおいて発表される予定のもので、同社が公表する一連のレポートの第一弾となるそうです。このレポートには、電子書籍の利用数やランキング、ユーザ属性(個人を特定する情報は含まない)等のデータが含まれているようで、例として2012年3月の数字が紹介されています。

・1日に219か国の337,000人が利用
・月間1億4600万ページビュー
・サイトに平均9.5分滞在し、1回滞在に平均11.6ページを閲覧

OverDrive to Preview Library eBook Data at London Book Fair(OverDrive 2012/4/11付け)
http://www.overdrive.com/News/OverDrive-to-Preview-Library-eBook-Data-at-London-Book-Fair-

参考:
OverDrive社が2012年4月に電子書籍貸出サービスのAPIをリリース予定 OPACとの連携に期待
http://current.ndl.go.jp/node/20423