「カーリルセキュリティアラートシステム」によって公共図書館2館のシステムにセキュリティ問題が確認される

カーリルでは、2010年に岡崎市立中央図書館で発生した個人情報流出事故を教訓として、「カーリルセキュリティアラートシステム」を運用し、定期的に図書館システムのセキュリティ問題について確認を行なっているそうです。2012年4月9日付けのカーリルのブログにおいて、広島県及び山口県の計2つの公共図書館で匿名FTP(パスワード不要の公開FTP)によって内部データが開放されていることが確認されたという事例の概要が紹介されています。

カーリルセキュリティアラート「匿名FTPによる図書館内部データの開放について」(カーリルのブログ 2012/4/9付け記事)
http://blog.calil.jp/2012/04/ftp.html

匿名FTPによる図書館内部データの開放2件を確認、カーリルが概要を公表(INTERNET Watch 2012/4/9付け記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120409_525219.html

弊社図書館システムにおける個人情報の混入及び流出について(お詫び)(MDIS 2010/9/28付けプレスリリース)
http://www.mdis.co.jp/news/press/2010/0928.html

Librahack : 容疑者から見た岡崎図書館事件
http://librahack.jp/

“Librahack”フォーラムの公式記録が完成
http://www.libra-sc.jp/project/2011033122514277.html

参考:
“Librahack”事件関係者間で共同声明が発表される
http://current.ndl.go.jp/node/17671

【イベント】日本図書館研究会第52回(2010年度)研究大会(2011年2月・大阪)
http://current.ndl.go.jp/node/17356