米国国立公文書館の館長が挙げた、アーキビストに求める12の能力

2012年1月17日から20日にかけてテキサス州で開催された米国図書館情報学教育協会(ALISE)年次大会における、米国国立公文書館(NARA)のフェリエロ(David S. Ferriero)館長の基調講演の内容が公表されています。その中で、彼はアーキビストに求めるコンピテンシーについて触れ、以下の12点を挙げています(詳しくはスピーチ文の文末の“The ability~”の部分を参照のこと)。

(1)創造的に考え、問題を解決する能力。
(2)結果を成し遂げる能力。
(3)組織内外との関係性を構築する能力。
(4)顧客の満足するサービスを提供する能力。
(5)影響力のある情報を伝える能力。
(6)所属機関の認知度を向上させる能力。
(7)他者に影響を与え、交渉する能力。
(8)ビジネスの知識を活用して実証する能力。
(9)プロジェクトを管理する能力。
(10)研究・分析を行う能力。
(11)チームを率いる能力。
(12)絶えず学び続ける能力。

Remarks of Archivist of the United States David S. Ferriero at the Association for Library and Information Science Education (ALISE) conference. Dallas, Texas.(NARA 2012/2/18付け)
http://www.archives.gov/about/speeches/2012/1-18-2012.html

2012 ALISE Annual Conference
http://www.alise.org/index.php?option=com_content&view=article&id=247