岡山県立図書館の録音図書サービスが対象者拡大で利用が増加(記事紹介)

2012年2月3日付けのMSN産経ニュースで岡山県立図書館の録音図書サービスが取り上げられています。活字による読書が難しい視覚障害者等のために作られた録音図書の利用対象を、2011年9月から高齢者や病気等で読書が困難な利用者へも広げたところ利用が急増しており、2011年度の貸出冊数は2010年度の3倍になる見込みとのことです。9月に再生機器25台を購入したそうですが、予約待ちの状態が続いたため12月に10台を追加購入したとされています。同館では2万冊以上の録音図書が利用できるそうです。なお、このような利用者範囲の拡大は、2009年に成立し2010年1月1日から施行された著作権法の改正(第37条第3項)によって可能となったものです。

「耳で聴く図書」利用者急増 県立図書館 岡山(MSN産経ニュース 2012/2/3付けニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120203/oky12020302110001-n1.htm

障害のある方へのサービス(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/service/sougou/shogai/index.htm

録音資料リスト(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/shiryou/list/rokuontosho.htm

2009年著作権法改正によって図書館にできるようになったこと:障害者サービスに関して
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/minami_jla1007.html

図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/20100218.html