米国図書館協会(ALA)など10団体、政府助成の研究成果へのオープンアクセスに影響を与える法案に反対を表明(米国)

米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、Creative Commons、SPARCなど10団体は、2012年1月24日付けで、米国連邦議会下院に提出されている法案“The Research Works Act”(法案番号H.R.3699)に反対する文書を公表しています。この法案は、民間の出版物に掲載された研究成果の公開について政府機関が関与することや、研究成果の公開について政府機関が著者に同意を求めることを制限しようとするもので、文書では、税金が用いられた研究の成果に国民がアクセスできなくなることを問題視しています。

(ARLのサイトに掲載された、10団体による声明文)
http://www.arl.org/bm~doc/lt_oawg_3699_24jan12.pdf

Bill Summary & Status 112th Congress (2011 – 2012) H.R.3699 CRS Summary(米国議会図書館調査局(CRS)による、H.R.3699の概要)
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/bdquery/z?d112:HR03699:@@@D&summ2=m&

Who Gets to See Published Research?(The Chronicle of Higher Education 2012/1/22付けの記事)
http://chronicle.com/article/Who-Gets-to-See-Published/130403/

参考:
連邦政府助成を受けた研究の成果出版物やデータへのアクセスについて、関係機関が意見を表明(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/19990