欧州委員会(EC)がオープンデータ戦略を発表、2012年春にデータ利用のためのポータルサイト開設へ

2011年12月12日に欧州委員会(EC)は、欧州全体で毎年400億ユーロの経済効果をもたらすものと期待されるとして「欧州オープンデータ戦略」(Open Data Strategy for Europe)を発表したようです。ECのプレスリリースによると、EU及びEU加盟各国のデータを広く活用できるようにすることを目的に、2012年春にもオープンデータポータルサイトを開設するようです。また、2003年に加盟各国に対して示された公的機関情報の再利用に関するEU指令をアップデートするため、公的機関が作成したアクセス可能な全ての文書については、第三者の著作権を侵害しない限り商用/非商用を問わずあらゆる目的で利用できるようにする一般原則を定めること等も提案しているようです。

Digital Agenda: Turning government data into gold (EUROPA 2011/12/12付けの記事)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/11/1524

EU gets open data strategy (Guardian 2011/12/12付けの記事)
http://www.guardian.co.uk/government-computing-network/2011/dec/12/eu-open-data-strategy-neelie-kros-european-commission