米国計算機学会(ACM)、研究者が自著論文の出版社版を無料公開できる新サービス“ACM Author-Izer”を開始

米国計算機学会(ACM)が、ACMのジャーナルに論文を掲載した研究者を対象とした新サービス“ACM Author-Izer”を開始しました。このサービスを使うと、著者は自著論文の出版社版を自身のウェブページなどで無料公開できるようです。ACMはオープンアクセスポリシーとして著者に論文のセルフアーカイブを許可(Green road)しており、ACM Author-Izerはそれを拡充するものだとされています。ACM Author-Izerを利用するためには、ACM Digital Libraryにログインし、論文を公開するウェブページのURLなどを入力して、ウェブページに埋め込むためのHTMLコード(論文ダウンロード用URL、このURLからダウンロードされた論文の統計含む)を取得するという流れになるようです。

ACM AUTHOR-IZER SERVICE
http://www.acm.org/publications/acm-author-izer-service

ACM Author-Izer Service (サービスを解説したPowerPointファイル)
http://www.acm.org/publications/Author-Izer-2011-update.pptx

ACM Announces Innovative Article Linking Service for Authors (Information Today 2011/10/24付けニュース)
http://newsbreaks.infotoday.com/Digest/ACM-Announces-Innovative-Article-Linking-Service-for-Authors-78432.asp

ACMのオープンアクセスポリシー(SHERPA/RoMEO)
http://www.sherpa.ac.uk/romeo/search.php?id=21&fIDnum=|&mode=simple&la=en