島根県松江市立図書館、情報システム構築の提案依頼書の中でRubyの使用を義務づける

島根県の松江市立図書館が、情報システム構築・運用支援・保守業務の委託事業者を募集していますが、その提案依頼書の中で、システム構築にあたってプログラミング言語“Ruby”を活用することが盛り込まれています。具体的には、提案依頼書の2.9.1節で、「本システムの構築にあたり、必要となる「Ruby」言語により開発されたシステムを導入し、必要に応じてカスタマイズ(ソフトウェア等を含む)を行うこと。また、本委託業務のために「Ruby」言語により新たに開発したシステムは、ソースコードを公開する場合がある。」としています。Rubyはまつもとゆきひろ(松本行弘)氏が開発した日本発のプログラミング言語で、同氏が松江市に在住していることから、島根県はRubyを軸としたIT産業の振興に力を入れているようです。Rubyを使用した図書館システムにはProject Next-L Enjuや、まちづくり三鷹のものなどがあります。

松江市立図書館情報システム構築・運用支援・保守業務委託事業者の募集について
http://www1.city.matsue.shimane.jp/bosyu/proposal/toshokan_system.html

提案依頼書(PDF文書:54ページ)
http://www1.city.matsue.shimane.jp/bosyu/proposal/toshokan_system.data/teiann.pdf

しまねIT産業振興事業
http://www.pref.shimane.lg.jp/itsangyo/

日本の図書館はどのようにRubyを使っているか – 「Next-L Enju」と「国会図書館サーチ」(RubyKaigi)
http://rubykaigi.org/2011/ja/schedule/details/16M07

参考:
塩尻市立図書館、まちづくり三鷹のOSS図書館システムの導入を決定
http://current.ndl.go.jp/node/11916

図書館関係者の手による図書館システムを!“Project Next-L”(日本)
http://current.ndl.go.jp/node/4949