OCLC、書誌レコードの重複調整などWorldCatの品質管理に関するレポートを刊行

米OCLCが、総合目録WorldCatの品質に関するレポート“WorldCat Quality”を発表しました。WorldCatには世界各国の国立図書館や総合目録のメタデータが収録されるようになったために2008年以降書誌レコード数が急増し、その重複調整が問題になっているそうです。2010年には新しいレコード重複検出・解消システムを導入したものの、今後さらに品質の向上に努める必要があるとされており、レポートの後半では、2012年に実施予定の品質向上プロジェクトのうち“GLIMIR”(Global Library Manifestation Identifier)についてページが割かれています。

WorldCat Quality (PDF文書:24ページ)
http://www.oclc.org/reports/worldcatquality/214660usb_WorldCat_Quality.pdf

WorldCat Quality
http://www.oclc.org/reports/worldcatquality/default.htm

New report points the way for improved WorldCat quality (The OCLC Cooperative Blog 2011/9/14付け記事)
http://community.oclc.org/cooperative/2011/09/new-report-points-the-way-for-improved-worldcat-quality.html

参考:
OCLCのWorldCatが40周年
http://current.ndl.go.jp/node/18982