電子リソースの利用統計分析のためのオープンソースソフトウェア“Raptor”ver.0.1が公開

2011年6月1日に、英国情報システム合同委員会(JISC)の支援を受け、同国のカーディフ大学(Cardiff University)が開発を進めてきた“Raptor”の0.1版が公開されたようです。この“Raptor”は、オープンソースソフトウェアとして提供されているもので、教育機関のアクセスマネジメントシステムが作り出すログファイルを自動で分析し、利用者がアクセスしているリソースの情報を表示させることができるというもののようです。これにより教育機関は、提供している電子リソースの利用状況を知り、その評価に役立てることができるとされているようです。なお、この“Raptor”は、“Shibboleth IdP”や“EZproxy”、“OpenAthens LA”に対応しているようです。

Raptor
http://iam.cf.ac.uk/trac/RAPTOR

Raptor v0.1 available now (Raptor Blog 2011/6/1付けの記事)
http://iam.cf.ac.uk/trac/RAPTOR/blog#FirstRelease

Usage statistics provide insight into resources (Research Information 2011/6/2付けの記事)
http://www.researchinformation.info/news/news_story.php?news_id=772