図書館のFacebookページを作ってみる(記事紹介)

米American Libraries誌が、2011年5月27日付けの記事“Facebook for Libraries”で、図書館のFacebookページ作成方法や、実際にページを運用している図書館から寄せられたコツについて紹介しています。

・まずは自分のプライベートなFacebookアカウントを取得し、次に図書館のFacebookページを作成する。
・Facebookページに25人の「ファン」が集まるとページのURLを自由につけられるようになる。
・Facebookページの更新やユーザからの質問に回答する担当者・頻度などを考える。複数人のFacebookチームを作るのが良い。
・1年間の目標(ファン数、更新数など)を決め、それに向かって何をするかを考える。
・Facebookページには、図書館ブログのRSSやTwitterのつぶやきを流すこともできるし、イベントの写真・動画を掲載する場合はFlickrやYouTubeのアカウントと連携させることも可能。
・ユーザと、何を共有して、何を共有しないかを決めるのが難しい。
・ユーザは、図書館がFacebookページに投稿したコンテンツを、自分の友達と「シェア」できる。ある統計によればユーザには平均130人の友達がいるため、5人のファンがシェアした場合、650人に投稿が広がっていく。
・Facebook Insightsという統計機能を利用できる。
・会話のきっかけになるようなコンテンツを投稿すること。
・投稿文はふだん自分が話しているような言葉で。
・ユーザに質問を投げかけることは単なるお知らせよりも効果的。
・日々投稿し、コンテンツと会話の流れをしっかりと保つのが鍵。

記事は、ユーザが求めるコンテンツを提供していけばファンが増え、彼らはオンラインだけでなくオフラインでも図書館のことを宣伝する代弁者になってくれる、と結ばれています。

Facebook for Libraries (American Libraries Magazine 2011/5/27付け記事)
http://americanlibrariesmagazine.org/features/05272011/facebook-libraries

同記事の著者が勤める図書館(Topeka and Shawnee County Public Library)のFacebookページ
http://www.facebook.com/topekalibrary

参考:
福井県立図書館、TwitterとFacebookでの情報発信を開始
http://current.ndl.go.jp/node/18196

文部科学省、公式Facebookページを開設
http://current.ndl.go.jp/node/18329