Springer社、大腸菌関連文献を無料公開 欧州での病原性大腸菌の感染拡大を受けて

2011年6月1日、学術出版大手のSpringer社が、同社のフルテキストデータベース“SpringerLink”で、大腸菌(E. coli bacteria)に関する全ての文献を無料公開したと発表しました。現在、欧州で病原性大腸菌の感染が拡大している問題を支援することが目的だそうです。無料公開されている文献は雑誌論文・図書の章を合わせて400点以上で、公開期間は2011年9月1日までだそうです。

Springer offers free access to research articles on E. coli bacteria (Springer 2011/6/1付けプレスリリース)
http://www.springer.com/biomed/ehec?SGWID=0-1728613-0-0-0

無料公開されている文献リスト (SpringerLink)
http://www.springerlink.com/content/?k=Enterohaemorrhagic+AND+Escherichia+AND+coli

欧州の大腸菌感染、ロシアはEUからの野菜を全面禁輸 (ロイター 2011/6/2付けニュース)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21501220110602

参考:
シュプリンガー社、被災地域の研究者等に電子コンテンツのアクセスを提供
http://current.ndl.go.jp/node/17917