OCLC、ウェブスケール図書館業務管理システムを7月に一般公開へ

OCLCが、2009年に発表して以降、米国の32館の図書館とともに開発を続けてきたウェブスケール図書館業務管理システム(“Web-scale Management Services”)を、2011年7月1日に一般公開する予定だと発表しました。同システムは、メタデータ管理、受入業務、閲覧業務、ライセンス管理、ワークフロー改善、を行うことができるクラウドベースのシステムです。これら32館と、ノルウェーの図書館コンソーシアムBIBSYS(100館以上を含む)が同システムを採用することを決定しているそうです。

32 libraries lead the way to Web-scale innovation—OCLC Web-scale Management Services on target for July 1 general release (OCLC 2011/6/2付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/201128.htm

Web-scale Management Services (OCLC)
http://www.oclc.org/webscale/default.htm

Web-scale Management Servicesに関するプレゼン資料など (OCLC)
http://www.oclc.org/webscale/overview/websessions.htm

参考:
CA1721 – 動向レビュー:OCLCの最近の動向:OCLCのウェブ戦略とその展開 / 中元 誠
http://current.ndl.go.jp/ca1721

E1169 – 2010~2011年の図書館システムの市場動向は?(米国)
http://current.ndl.go.jp/e1169

E925 – OCLCによる“ウェブスケール”図書館業務管理システム構築戦略
http://current.ndl.go.jp/e925

ノルウェーのBIBSYSがOCLCのウェブスケール図書館業務管理システムを採用へ
http://current.ndl.go.jp/node/17097