科学技術政策研究所、健康栄養関連の論文に基づいた、研究機関の研究体制等に関する分析結果を公表

2010年12月付けで科学技術政策研究所(NISTEP)が、Scopusを使って抽出した健康栄養関連の研究論文(7,695件)に基づき、研究が活発な研究機関の研究体制等について分析を行った結果を公表しています。執筆者は、文部科学省科学技術政策研究所の勝野美江氏と同研究所の客員研究官で、東京大学大学院医学系研究科の佐々木敏氏とのことです。NISTEPの説明によると、健康栄養関連研究に関しては、欧米の研究機関・大学がほぼランキングの上位を占めていること、世界のトップ機関においては、医学部の他、農学部の栄養学部または栄養学科が置かれて、研究がなされている場合が多いということ、そしてその一方で、日本の国内ランキング10位内に栄養学の学科がある大学は2機関のみであることが分かったとのことです。

世界における我が国の健康栄養関連研究の状況と課題~論文を用いた国別・機関別ランキングによる分析~
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/dis072j/idx072j.html

<Discussion Paper No.72「世界における我が国の健康栄養関連研究の状況と課題~論文を用いた国別・機関別ランキングによる分析~」の成果公表> (2010/12付け 科学技術政策研究所のトピックス)
http://www.nistep.go.jp/index-j.html