米国での図書館民営化に関するウェブアンケートの結果概要

米国コロラド州立図書館の調査部門ライブラリー・リサーチ・サービス(Library Research Service; LRS)が行った、図書館経営の民営化に関するウェブアンケート「60秒調査」(60-Second Survey)の調査結果の概要が公開されています。2,500以上の回答があり、これまでの60秒調査で最も回答が多かったとのことです。民営化の是非についての二者択一の問では、「利益追及が目的とならないよう公共部門に残すべき」が86%で、「コストが下がるのなら民営化すべき」は14%であったとのことです。また、公共図書館の各機能について公共部門が民間部門のどちらがよりよく達成できるかについての問では、ほとんどの機能について公共が民間を大きく上回っていますが、コスト削減や効率向上に関しては民間が公共を上回っています。自由記述の回答内容などを含めた詳細な結果は、今後公表される予定とのことです。

Results from the 60-Second Survey: Privatization of Public Libraries(2010/12/8付けLRSのブログの記事)
http://www.lrs.org/news/2010/12/08/results-from-the-60-second-survey-privatization-of-public-libraries/