科研費報告書「文理融合型文化財修復科学の確立を目指した紙文化財修復法の妥当性評価」が公開

2010年11月30日付けで、2007年~2009年度の科学研究費補助金成果報告書「文理融合型文化財修復科学の確立を目指した紙文化財修復法の妥当性評価」が、研究プロジェクトのウェブサイトで公開されています。これは、東京大学大学院農学生命科学研究科の江前敏晴准教授らによる研究グループがまとめた成果で、研究では、優れた補修、望ましい補修の概念を整理し、近年開発された紙文化財の修復法のいくつかについて、それが適正な手法かどうかを科学的な分析手段を用いて多角的に評価すること、そして、現在修復工房等で行われている文化財補修の実態を明らかにする調査を進めたとのことです。

紙文化財修復法の調査に関するご協力のお願い (報告書掲載ページ、ページ左上に報告書へのリンクがあります)
http://enomae.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/PaperConservation/

報告書「文理融合型文化財修復科学の確立を目指した紙文化財修復法の妥当性評価」 研究代表者 江前敏晴(東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授) (2010/12/6付け ブログもんじょ箱の記事)
http://www.tokushu-papertrade.jp/digimon/mon-blog/2010/12/post-105.html

江前敏晴准教授のホームページ
http://psl.fp.a.u-tokyo.ac.jp/hp/enomae/