国際ISBN機関、電子書籍とアプリへのISBN付与についてのガイドラインとFAQを公表

国際ISBN機関(International ISBN Agency)が、電子書籍とアプリへのISBN付与についての、ガイドラインと出版関係者向けFAQを公表しています。ガイドライン部分では、
・ISBNは公衆に利用可能な刊行物等に付与されるものであり、出版社と電子書籍作成会社との間などでしか流通しない場合には付与すべきでないこと
・流通段階で区別する必要がある場合には別々のISBNを付与する必要があること
・利用者は自身が購入する電子書籍について、自分の機器で利用可能かどうか、どういう操作ができるのかを知る必要があること
などが挙げられています。FAQでは、どのような場合に付与する必要があるのか、アプリにも付与するのか、などについて、13の質問と回答が掲載されています。

Guidelines for the assignment of ISBNs to e-books and “apps”(本文)
http://isbn-international.org/pages/media/101118%20Guidelines%20for%20the%20assignment%20of%20ISBNs%20to%20ebooks.pdf

Guidelines for the assignment of ISBNs to e-books(2010/11/25付け国際ISBN機関の発表)
http://isbn-international.org/news/view/31

Guidelines for the assignment of ISBNs to e-books and “apps” (2010/12/2付けPeter Scott’s Library Blogの記事)
http://xrefer.blogspot.com/2010/12/guidelines-for-assignment-of-isbns-to-e.html

参考:
E1026 – 電子書籍へのISBN付与に関する国際ISBN機関の見解が示される
http://current.ndl.go.jp/e1026