デジタル時代の子どもの読書などについての調査報告書(米国)

児童向けの出版・教育などを手掛ける米国のScholastic社が、子どもの読書に関する調査報告書を公表しています。報告書は、「デジタル時代の読書」「読書の価値」「親の役割と選択の力」から構成されています。6-17歳の子ども1045人を対象に調査したもので、主な結果として、次のような点があげられています。
・年齢があがるにつれ、インターネットや携帯電話を使う時間が増え、読書の時間は減っている。
・PCを含む電子デバイスで読書をしたことがある子どもは25%であるが、半数以上は電子デバイスでの読書に興味を持っている。
・楽しみのために読む読書の効果を子どもに聞いたところ、想像力が広がる、刺激される、情報が得られる、などの回答。
・9割の子どもが、自分で選んだ本の方が読みとおすことが多いと回答。親もその点を理解している。
・子どもに読書を促すために親がしていることとしては、興味を引きそうな本を家に置いておく、電子機器を使う時間を制限する、子どもが気に入りそうな本をすすめてみる、など。

2010 Kids & Family Reading Report
http://mediaroom.scholastic.com/themes/bare_bones/2010_KFRR.pdf

New Report From Scholastic: “2010 Kids & Family Reading Report: Turning the Page in the Digital Age”(2010/9/29付けResourceshelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/60918