公共図書館の価値を実感した時の体験談を集め提供する“Voices for the Library”(英国)

2010年9月6日、英国で“Voices for the Library”というキャンペーンが始まりました。これは、マンチェスター大学のMimasという学術情報センターに勤めるBethan Ruddock氏らで運営されているもので、図書館を愛する全ての人が公共図書館の持つ価値を実感した時の体験談を共有し、それを提供するためのものです。この活動の背景には、英国全体で図書館資料の貸出と図書館のホームページの閲覧者が増えているにもかかわらず、図書館来館者が減少しているという一面のみで、図書館の予算をカットすることに危機感を抱いたことにあるようです。そのため、このキャンペーンは、(1)公共図書館と図書館員に関する肯定的な意見を共有すること、(2)英国における図書館利用について事実に基づいた情報を提供すること、(3)図書館に関する専門的知識を持つ人をメディアに提供することを目的としているとのことです。

Librarians and library users raise their Voices For Libraries (2010/9/6付け Voices for the Libraryのプレスリリース)
http://www.voicesforthelibrary.org.uk/wordpress/?page_id=67

Voices for the Library
http://www.voicesforthelibrary.org.uk/wordpress/