図書館利用データをビジュアル化して利用行動を分析(英国)

英国のレスターシャー・カウンティは、シティ・ユニバーシティ・ロンドンの研究者と共同で、同カウンティ内の図書館の利用データをビジュアル化し、利用行動の分析や政策決定に役立てようという取組みをしているとのことです。“vizLib”と名づけられたプロジェクトでは、54の図書館の45万件の貸出記録データを基に、利用者の居住地域、図書館の規模、地理条件などが図書館利用にどのような影響を与えるかを分析したとのことです。ビジュアル化することでデータを理解しやすくすることを狙いとしているようで、データのビジュアル化の例として、利用頻度ごとに色や大きさを変えたブロックが並んだものや、利用者の移動距離が分かる地図状のものなどが紹介されています。

vizLib pioneers data visualisation of library users(2010/1/29付けLibrary and Information Update blogの記事)
http://communities.cilip.org.uk/blogs/update/archive/2010/01/29/vizlib-s-pioneering-data-visualisation-of-library-users.aspx

City University London helps local authority to better understand and inform its citizens(2009/12/1付けCity University LondonのNews)
http://www.city.ac.uk/news/archive/2009/12_December/011209.html