バンクーバー冬季五輪開催で地元図書館は?

バンクーバー冬季五輪の開幕を2010年2月12日に控え、地元の図書館でも各種の対応が取られています。バンクーバー公共図書館のマーケティング及び広報担当部長は2009年春に早くも、図書館でオリンピックに関連するイベントを企画するときは、オリンピックのスポンサー企業に十分注意を払うよう促すメモを、分館の責任者に送付しました。これに対して図書館のスタッフからは、「誰がプログラムのスポンサーかを監視することが私たちの仕事なのではない。」といった声も挙がっているということです。また、ノルディック競技などが開催される街、ウィスラーの公共図書館は、オリンピック期間中とその前後も含め、併せて5週間を休館することになったということです。オリンピック期間中図書館は、アスリートの休憩所などとして使用されるほか、毎土曜日には、オープンハウスも開催されます。こうした一連の対応には、ウィスラー公共図書館の建築が環境評価制度LEEDの認定を受けた新しい建物であり、このことを世界中に広報したいという自治体の意図もあるということです。

Olympic Sponsorship Rules at Library Raise Vancouver’s Eyebrows
– American Libraries 2010/1/27付けの記事
http://americanlibrariesmagazine.org/news/01262010/olympic-sponsorship-rules-library-raise-vancouver%E2%80%99s-eyebrows