子どものメディア接触量、この5年間で急増(米国)

米国のKaiser Family Foundationという機関が2008-2009年に実施した、8-18歳の子どもとメディアの関わりに関する調査の報告書が公表されています。今回の調査は1999年、2004年の調査に続く3回目の調査で、ニュースリリースでは次のような概要が紹介されています。

・1日あたりのメディア接触時間は7時間38分(2004年は6時間21分)
・同時に複数のメディアに接することも頻繁で、7時間38分の中に10時間45分に相当する量のメディア接触がある。
・この5年間で、携帯電話の所持率は39%から66%に、携帯音楽プレーヤーの所持率は18%から76%に上昇した。
・7年生から12年生では、メールのやり取りに一日平均1時間35分を使っている。(この時間はメディア接触時間には含まれていない。)

また、読書についての項目もあり、書籍・雑誌・新聞をあわせた読書時間は38分(うち書籍は25分)で、前回の43分(うち書籍は23分)と比べると、やや減少となっています。

DAILY MEDIA USE AMONG CHILDREN AND TEENS UP DRAMATICALLY FROM FIVE YEARS AGO(ニュースリリース)
http://www.kff.org/entmedia/entmedia012010nr.cfm

Generation M2: Media in the Lives of 8- to 18-Year-Olds(報告書へのリンクあり)
http://www.kff.org/entmedia/mh012010pkg.cfm

Somnambulant Texting(2010/1/20付けALA Techsourceのブログ記事)
http://www.alatechsource.org/blog/2010/01/somnambulant-texting.html