欧州委員会、本のデジタル化についての会議を開催

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(European Commission)は、2009年9月7日・8日の日程で、本のデジタル化に関する会議を開催しています。7日には、Googleブックスの和解案等についてもヒアリングが行われたとのことです。会議に先立って公表されたプレスリリースでは、著作権に留意することが必要であるとしながらも、デジタル化をすすめる手段として、公共部門と民間部門の協同について言及しています。また、デジタル時代に応じた著作権制度の整備の必要性も主張しています。

「書籍のデジタル化は官民協力が重要」、欧州委員会が共同声明(2009/9/8付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090908_314204.html

“It is time for Europe to turn over a new e-leaf on digital books and copyright”. Joint Statement of EU Commissioners Reding and McCreevy on the occasion of this week’s Google Books meetings in Brussels
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/09/376&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

参考:
EU、欧州デジタル図書館“Europeana”の収録点数を1000万点へ倍増させると発表
http://current.ndl.go.jp/node/14238