図書館情報専門職に聞きました-経済危機の中、図書館が生き残るための戦略は?(米国)

米国のJ. J. Keller & Associates社が2009年6月10日、レファレンス・ライブラリアン向けブログ“ResourceShelf”の読者など、図書館情報専門職者を対象に行った、「経済危機の中、図書館が生き残るための戦略」に関するアンケート調査の結果を発表しています。回答者は308名で、大多数が5,000名以上の雇用者がいる組織で働いており、その多くは大学図書館、専門図書館だそうです。調査結果本文は、電子メールで同社に連絡すると無料で入手できるとのことです。

プレスリリースによれば、「資料費の削減に対し無料リソースを活用すること」を重要な戦略だとした人が最も多かったとのことです。このほか、「人員の変化に対してはテクノロジー、機械化で対応する」、「より少ない労力で、より多く、がライブラリアンの新しいスローガンである」、「図書館利用者がもっと、自分のことを自分でできるように支援するのが鍵である」、「組織のマネジメントに貢献する情報センターとしての役割を宣伝することが必須である」といったものが挙がったそうです。

J. J. Keller announces free white paper revealing special libraries’
recession survival strategies
http://www.jjkeller.com/news/releases/2009/WhitePaper061009.html
(プレスリリース)

Information Professionals – J. J. Keller & Associates, Inc.
http://www.jjkeller.com/content/libraries/home.htm?action_code=25870&redirect_code=infopros
(J. J. Keller社の情報専門家向けサイト。調査結果の問い合わせ先メールアドレスが記載されています。)

New White Paper on Special Libraries’ Recession Survival Strategies – Information Today Weekly News Digest
http://newsbreaks.infotoday.com/Digest/New-White-Paper-on-Special-Libraries-Recession-Survival-Strategies-54672.asp