元バスターミナルを改築して作られた図書館分館が、同居する文化施設とともに果たす役割(スウェーデン)

スウェーデンのマルメ市は2008年、築100年の元バスターミナルを改築し、“Garaget”(「ガレージ」に相当)という通称の文化複合施設を構築しました。このうちの一部は2008年に、残りは2009年2月にオープンしていますが、後者にはマルメ市立図書館の分館も含まれています。同館が、市やマルメ大学、そしてGaraget内にあるカフェ、文化施設などとともに、移民・難民や、橋で隣接するデンマークからの通勤者など、多様な言語・文化的背景を有する人々の社会的包摂(social inclusion)を目指し行っている活動が、Scandinavian Public Library Quarterly誌2009年1号で紹介されています。

Andreas Ingefjord. Garaget –All this and books too. Scandinavian Public Library Quarterly. 2009, 42(1).
http://www.splq.info/issues/vol42_1/03.htm

Päivi Jokitalo. Scandinavian Shortcuts: A public library up-to-date. Scandinavian Public Library Quarterly. 2007, 40(4).
http://www.splq.info/issues/vol40_4/11.htm

Malmö stad – Garaget
http://www.malmo.se/kulturbibliotek/kulturhus/garaget.4.39883b08111997b0eac800028324.html

Garagetのブログ
http://www.garagetbloggen.se/
(多くの写真も掲載されています。)

参考:
CA1657 – 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:スウェーデン / 小林ソーデルマン淳子
http://current.ndl.go.jp/ca1657
CA1585 – 北欧の移民・難民への図書館サービス-スウェーデンとデンマークの事例から / 堤恵
http://current.ndl.go.jp/ca1585