ニューヨーク市の図書館サービス低下の危機

2009年5月1日に公表されたニューヨーク市の2010年度の予算案において、図書館関連予算の約22%削減が示されました。この予算案が可決された場合、943人の一時解雇(layoff)が発生するなど、図書館サービスにも多大な影響が見込まれるとのことです。ニューヨーク公共図書館(NYPL)の場合、開館時間の週52時間から週32時間への短縮、資料購入費の3割前後の削減などが迫られるということです。予算案の見直しを訴えるNYPLは、ウェブサイト等で利用者にも協力を求めており、見直しを求める電子メールが最初の3日間で1500通送られたとのことです。予算案の審議期間は6月30日までとされています。

New York City’s Three Library Systems Face 22% Budget Cut(2009年5月6日付けLibrary Journal(web版)の記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6656778.html

LIBRARIES: $PEAK UP!(2009年5月11日付けNew York Postの記事)
http://www.nypost.com/seven/05112009/news/regionalnews/libraries__peak_up__168620.htm

WE NEED YOUR HELP(協力を訴えるキャンペーンのウェブページ)
http://e-activist.com/ea-campaign/clientcampaign.do?ea.client.id=127&ea.campaign.id=3412&ea.param.extras=Tracking:nyplfeaturebox