公共図書館にもっと高速インターネットを(米国)

米国図書館協会(ALA)はビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援を受け、2009年も米国の公共図書館の運営資金とコンピュータやインターネットなどのITサービスの現状を明らかにするための調査(2008-2009 Public Library Funding & Technology Access Study)を行っています。このほどその結果の一部が公開されています。それによると、米国内の5分の1の図書館でインターネットの接続速度が1.5Mbps未満であること、また、地方と都市部の図書館間で、高速インターネットの導入について格差が広がっている(地方では1.5Mbps未満の公共図書館が31%なのに対し、都市部では7%)ことが明らかになりました。公共図書館でインターネットを利用する人が増加するなか、こうした課題を解決していくことが求められています。なお、調査の全結果は2009年9月頃に発表されるということです。

Study: Public libraries challenged to meet patron needs for high-speed Internet access(ALAのプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/may2009/orsbandwith.cfm

Libraries Connect Communities: Public Library Funding and Technology Access Study 2008-2009
http://www.ala.org/ala/aboutala/offices/ors/plftas/0809report.cfm

参考:
E839(No.136)持続可能な利用者向けITサービスの提供に向けて(米国)
http://current.ndl.go.jp/e839