Wikipediaに対する学術コミュニティの評価は?-PLoSとWikimedia財団が意識調査を実施

PLoS(Public Library of Science)とWikimedia財団が協同で、PLoS読者を中心とする学術コミュニティに対し、Wikipediaへの評価などに関する意識調査を行った結果が発表されています。回答者の多くは、オープンアクセスコミュニティにかかわりのある研究者等となっていますが、以下のような結果が出ています。

・58.98%が「かなり」、32.19%が「ある程度」Wikipediaを好意的に評価している。
・28.69%の研究者が「かなり」、59.04%が「ときどき」、仕事の上でWikipediaを利用している。余暇で利用している人の比率はさらに多い。
・91.51%がWikipediaからもっと、オープンアクセス文献にリンクされるべき、と考えている。その逆のリンクをもっと増やすべきとしたのは71.03%。
・67.93%が「大規模に」、24.73%が「限定したやり方で」研究者はもっとWikipediaに貢献すべきと考えている。

Scholarly community gives feedback regarding Wikipedia – Wikimedia blog
http://blog.wikimedia.org/2009/04/27/scholarly-community-gives-feedback-regarding-wikipedia/