機関リポジトリの課題とチャンスを考えるために-ASIS&Tのニュース情報誌、誌上ディベートを掲載(米国)

米国情報科学技術協会(ASIS&T)のニュース情報誌“Bulletin of American Society for Information Science and Technology”が2009年4/5月号に、機関リポジトリに関連し、熱い議論が交わされている4トピックについて、賛成/反対のそれぞれの立場とその論拠を紹介する誌上ディベートを特集として掲載しています。取り上げられているトピックは、(1)すべての大学は機関リポジトリを持つべきである、(2)図書館が各機関において機関リポジトリイニシアチブおよびその発展を主導すべきである、(3)機関リポジトリはオープンソースソフトウェアで構築されるべきである、(4)機関リポジトリの成功は義務化に依存する、の4つで、各々のトピックについて2名の論者が、個人の立場とは別に、賛成/反対の立場に立って主張を展開しています。論者が直接、相手の議論に対し意見を述べ合う討論の形ではなく、賛否双方の議論を紹介するという形にして、読者に機関リポジトリの課題とチャンスを改めて考える機会を提供することが企図されています。

Bulletin of the American Society for Information Science and Technology. April/May 2009. Vol. 35, No. 4.
http://www.asis.org/Bulletin/Apr-09/

20, APR付けUKOLN Newsfeedの記事
http://www.ukoln.ac.uk/news/get/2009/04/20/debate-on-repositories-and-open-source/