図書館におけるゲーム購入、SNS利用は「公金の不適切な使用」?(米国)

米国ネブラスカ州で、ネブラスカ州図書館委員会(州立図書館機構)がおよそ1年前に購入したテレビゲーム機とソフトに対する支出と、Second LifeとFlickrのサービス利用に支払っている支出が、「公金の不適切な使用にあたる」と監査委員から指摘されるという事態が発生しました。テレビゲーム機等については本来、非営利の州立機関は支払う必要のない税金分も含めて支出されたことが無駄遣いと指摘され、また公共施設、公共サービスに従事する者の時間がSNS(料金を支払わないものも含め)やゲームに費やされることも「不適切だと思われる」と指摘されました。これに対し州立図書館長は、これらの技術の利用が一般的なものとなっていること、新しく、効果的なコミュニケーションや教育を可能にするものであること、SNSはマーケティングの重要なツールであることなどを文書で主張し、支出の正当性を訴えています。

ALA | American Libraries – Nebraska Auditor Cries Foul on Gaming in Libraries
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2009/february2009/nebrgamingaudit.cfm