Library Journal誌、米国の公共図書館の新しい格付けを策定

米国のLibrary Journal誌が、従来よく利用されてきた公共図書館格付け評価“Hennen’s rating”の問題点を克服すべく、新たな格付け評価“America’s Star Libraries”を策定し、発表しています。これは、(1)人口当たりの貸出数、(2)人口当たりの来館者数、(3)人口当たりの図書館プログラム参加者数、(4)人口当たりの(図書館での)インターネット端末利用数、および(5)これらを総合した点数、の5つでランク付けするというもので、図書館の支出額ごとにカテゴライズして発表されています。

今回発表された格付けランキングでは、各カテゴリーで、オハイオ州の図書館が上位にランクされているのが目立ちます。Library Journal誌はこれを、州政府からの資金提供の効果が大きいのではないか、と評しています。

America’s Star Libraries – 2/15/2009 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6629180.html

Better Than Hennen – 2/15/2009 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6634704.html

参考:
米国公共図書館の「格付け」2008年版が発表
http://current.ndl.go.jp/node/8990
(※2008年のHennen’s rating)