学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(日本)

佐藤義則・東北学院大学教授を委員長とする学術図書館研究委員会(SCREAL)が、「学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(電子ジャーナル等の利用動向に関する調査2007)」を実施し、その結果をまとめた報告書を発表しています。

24大学の研究者・大学院生約3000名を対象に、主に電子ジャーナルの利用に焦点をあてて訊いています。結果の概要によると、「化学、生物学、医歯薬学の分野では、半数以上が電子ジャーナルを「ほぼ毎日」使っている」「人文社会系でも電子ジャーナルの利用者は2001年調査の4倍以上」「利用は年齢による差がほとんどない」「電子的な文献は、電子的に発見される」「e-bookの利用も今後期待される」といったことが分かる結果となっています。

報道発表のタイトルでは「電子ジャーナルなしではわが国の学術研究は成り立たない」とまとめられています。

学術図書館研究委員会(SCREAL)
http://www.screal.org/apache2-default/

学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(電子ジャーナル等の利用動向調査2007)
http://www.screal.org/apache2-default/Publications/SCREAL_REPORT_jpn8.pdf

電子ジャーナルなしではわが国の学術研究は成り立たない
電子ジャーナル等の利用状況: 2007年SCREAL調査結果のまとめ
http://www.screal.org/apache2-default/Publications/122408SCREAL_outline_in_Japanese.pdf

参考:
E659 – REFORM から REFORM2 へ:日本の大学図書館の将来は?
http://current.ndl.go.jp/e659
OCLC、インターネット環境下における研究者の情報行動に関するレポート刊行
http://current.ndl.go.jp/node/11507