カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


東京大学農学生命科学図書館、「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」の新規追加コンテンツとして「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」を公開

2020年2月10日、東京大学農学生命科学図書館は、同館所蔵資料をデジタル化公開している「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」で、新たに「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」を公開したことを発表しました。

公開された「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」は、東京帝国大学農科大学の桑樹見本園で育てられていた桑樹、約750種類の葉を魚拓のように写し取った資料です。東京帝国大学農科大学教授であった佐々木忠治郎氏により編集されています。同資料の序文によると、東京帝国大学農科大学の前身である駒場農学校では、1881年に桑園の設置、1884年に増設が行われました。設置・増設当時に植えられていた桑は100種程度でしたが、1888年に日本各地の桑種を収集する桑樹見本園となり、資料が作成された1918年には約750種を育て、外来種の収集も行うようになっていました。

「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」は、「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」で公開された他のコンテンツ同様に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BY」相当の利用条件で公開されています。

コクラン・ライブラリー、コロナウイルスによる重症呼吸器感染の管理に役立つ系統的レビューのエビデンスを集めた特別コレクションを提供:レビュー要約の日本語訳作成も進行中

2020年2月11日、国際的非営利団体コクラン(Cochrane)の系統的レビュー等を収録した高品質な医学情報源のデータベース「コクラン・ライブラリー」は、コロナウイルスによる重症呼吸器感染の管理に役立つコクラン系統的レビューのエビデンスを集めた特別コレクションを提供することを発表しました。

これは新型コロナウイルス(2019-nCoV)の大流行が、世界保健機関(WHO)により国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言されたことを受けて、関連するコクラン系統的レビューへの迅速なアクセスを確保するため実施されるものです。特別コレクションには、重症急性呼吸器感染症による入院患者の管理と特に関連すると特定されたレビューが集められています。コロナウイルスの流行に関する2020年1月28日のWHOによる中間ガイダンスと関連するレビューやコクランの急性期および救急医療グループによって関連性を特定されたレビューとして、補液と昇圧剤による治療、呼吸補助と機械的人工換気、人工呼吸器の離脱、低酸素血症のマネジメント、薬物療法、集中治療における栄養療法のトピックに関するレビューが含まれています。

「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案」が閣議決定

2020年2月7日、「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案」が閣議決定されました。

文部科学省のウェブサイトによると、同法案は「博物館をはじめとする文化施設のうち意欲あるところを文化観光(文化についての理解を深めることを目的とする観光)拠点施設として、その機能強化や、地域での文化観光推進の取組を国が後押ししようとするもの」で、法律案が成立した場合、「文化観光拠点施設の収蔵品の魅力向上、多言語化、学芸員の増員、Wi-Fi・キャッシュレスの整備、広報などの取組に対して、国が補助をするほか、文化観光推進計画の中で地域内の交通機関の共通パスを発行する場合などの手続きを簡素化する特別措置が可能となる」としています。

令和2年2月7日(金)定例閣議案件(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2020/kakugi-2020020701.html
※法律案欄に「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案(決定)(文部科学・財務・国土交通省)」とあります。

堺市立図書館、同館「電子図書館」に「電子書籍SDGs特集」を掲載

2020年1月20日、堺市立図書館が、同館で収集・集積しているさまざまなデジタル化資料を検索・閲覧できる「電子図書館」に「電子書籍SDGs特集」を掲載しました。

同市は、2018年6月に「SDGs未来都市」に選定されています。

電子書籍「SDGs特集」を掲載しています(堺市立図書館, 2020/1/30)
http://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/oshirase/SDGshotlist.html

SDGs特集(堺市立図書館電子図書館)
https://www.d-library.jp/SKI01/g0108/hotlist/?hid=128&dc=100&ob=&lc=0

愛知教育大学附属図書館、「チェンバレン・杉浦文庫目録」を同大学のリポジトリで公開

2020年1月29日、愛知教育大学附属図書館が、1990年と1992年に同館が刊行した「チェンバレン・杉浦文庫目録」を同大学のリポジトリで公開しました。

「チェンバレン・杉浦文庫」は、東京帝国大学の教員で日本研究者の英国人バジル・ホール・チェンバレン氏 と、同氏の学僕で同氏の蔵書の一部(和書と英書、及び身辺雑具) を遺品として贈与された岡崎市(愛知県)出身の杉浦藤四郎氏の蔵書・書簡等からなる同大学の特殊コレクションです。同大学の前身、愛知学芸大学分校が岡崎市にあった縁で杉浦氏とその子息から寄贈されました。

目録には、図書目録と書簡目録の2種類があります。

愛知教育大学学術情報リポジトリ AUE Repository お知らせ
https://aue.repo.nii.ac.jp/
※2020/01/29欄に「所蔵資料にチェンバレン・杉浦文庫の刊行目録を追加しました。」とあります。

弘前大学附属図書館、近世後期の弘前藩領全域を描いた貴重資料「御郡内惣図」のデジタル版を公開

2020年2月7日、弘前大学附属図書館が、近世後期の弘前藩領全域を描いた貴重資料「御郡内惣図」のデジタル版を公開しました。

弘前市の郷土史研究家・故小野慎吉氏の旧蔵書で、1965年に、同家から同館に寄贈された「小野文庫」に含まれる資料です。

「小野文庫」の同館への受入れに際して受入目録が作成されたものの、図書類は同館所蔵図書として文庫本体から分離・配架されたことで受入目録自体が機能しなくなったことから、現在、資料の再整理と新目録を作成中とのことで、目録の完成にはまだ時間がかかることから、特に学界に裨益すると考えられる同資料を今回デジタル化して公開したとしています。

弘前大学附属図書館 お知らせ
http://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/
※「御郡内惣図【デジタル版】を公開しました。(令和2年2月7日)」とあります。

スウェーデン王立図書館(NLS)、BibsamコンソーシアムとElsevier社の雑誌契約解除による影響調査報告書の英訳版を公開

2020年2月10日、スウェーデン王立図書館(NLS)は、BibsamコンソーシアムとElsevier社の雑誌契約解除による影響調査報告書“Evaluation of cancellation of journal agreement with Elsevier 2018”を公開したことを発表しました。

NLSは2019年12月19日付でスウェーデン語による報告書“Utvärdering av Elsevieruppsägningen 2018”を公開しており、今回公開された報告書はその英訳版です。NLSの調査は2019年1月から2月にかけてアンケート調査として実施され、調査対象となる4万2,000人のうち4,221人から得られた回答をもとに報告書が作成されました。

公開された報告書では、アンケートの回答に基づいて次のようなことが示されています。

国立国会図書館、電子展示「本の万華鏡」の第27回「百貨店ある記 ~買うときめき、めぐる楽しみ~」を公開

2020年2月7日、国立国会図書館(NDL)は、ミニ電子展示「本の万華鏡」の第27回として、「百貨店ある記 ~買うときめき、めぐる楽しみ~」をウェブサイトで公開しました。

明治末期から昭和初期までを中心とした、黎明期の百貨店にまつわる文化や歴史をNDLの所蔵資料を用いて紹介するものであり、スマートフォンからの閲覧にも対応しています。

2020年2月7日 本の万華鏡「百貨店ある記 ~買うときめき、めぐる楽しみ~」を公開しました(付・プレスリリース)(NDL, 2020/2/7)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2019/200207_01.html

本の万華鏡第27回「百貨店ある記 ~買うときめき、めぐる楽しみ~」(NDL)
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/27/

早稲田大学文化資源データベースで「企画展『演劇人 坪内逍遙』データベース」が公開

2020年2月5日、早稲田大学文化資源データベースで「企画展『演劇人 坪内逍遙』データベース」が公開されました。

2007年10月から11月にかけて早稲田大学坪内博士記念演劇博物館で開催された同大学創立125周年記念企画展示『演劇人 坪内逍遙』の販売図録をもとに、その収録情報をデータベース化して公開するものとあります。

ニュース(早稲田大学文化資源データベース)
https://archive.waseda.jp/archive/news-list.php?lang=jp
※2020-02-05欄に「企画展『演劇人 坪内逍遙』データベース を公開いたしました」とあり、データベースへのリンクが掲載されています。

【イベント】「第3回肖像権ガイドライン円卓会議」(3/6・東京)

2020年3月6日、東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)において、デジタルアーカイブ学会法制度部会の主催により、「第3回肖像権ガイドライン円卓会議」が開催されます。

2019年9月の第1回会議において、法制度部会がとりまとめた肖像権処理ガイドラインの素案が公開されましたが、第3回となる今回は、これまでの議論をふまえたガイドライン改訂版の公表が予定されています。また、ガイドラインの有効性実証実験に協力可能な関連機関の募集や、法学者、写真の権利者、デジタルアーカイブの現場担当者らを交えた、ガイドラインを現場で活用するための方策の検討も行われる予定です。

参加費は、デジタルアーカイブ学会員は無料、非会員は資料代2000円となっています。定員は50人から80人程度とあり、事前の申込みが必要です。

当日のプログラムは以下のとおりです。

1.ガイドライン第三次改訂版の報告
川野智弘法制度部会員(弁護士)

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